禁煙のお話
- Date
- 2010/09/29/Wed 23:17
- Category
- いさむ白書
タバコが値上げなんだよなぁ。
僕は6年くらい前にタバコやめた(やめる事が出来た)ので、いくら値上げしても痛くも痒くもないですがね!ハッハッハッ!(笑)
こんな僕もかつては愛煙家でした。
「百害あって一利なし」と言う友人の言葉に、「んなこたあない!左脳を休めて右脳を活性化させてだなぁ・・」とか、「仕事頑張れるし、休憩もちゃんと休んだ気になれるのだ」とか「だいいち旨いのだ!」・・・とずいぶん肯定的な考えをしていました。
確かに今でも、「一利なし」とは思わないし、肯定的な考えもあるし、実は“吸いたい”と思うこともしばしばです。
でも、もう吸わないだろうなあ。
というのも、一回禁煙に失敗した経験があるからなのです。
今から10年ほど前、愛煙家だった親父を肺がんで亡くしたのです。
その闘病中に一種の“願掛け”のような感じで、親父と一緒に頑張ろうという気持ちで、持っていたタバコとライターをゴミ箱に投げ入れました。
一応、禁煙には成功しましたが、病気発覚から半年で親父は他界しました。
そして、親父の死から半年ほど歳月が経過した頃、ライヴの打ち上げの時か何かに、軽い気持ちで“一本”口にして(吸ったまではいかない)しまったのです。
そもそも“願掛け”で始めた禁煙。 なのに親父は死んじまって・・・。というような気持ちもあったのでしょう。
一年ぶりのタバコの味の感想は・・・「なにこれ。マズッ!」でした。苦いし臭いし・・・。
もらった手前、半分くらいは口にして(吸ったまではいかない)あとはもみ消し、「あ~不味かった」。
それで終われば良かったのですが、10分位経つと僕の胸にある一つの疑問が閊え始めました。
「なぜ、あんな不味いモノをあんなに旨いと感じてたのか?」というものでした。
これはもう、人間の持っている真理探究の精神というか、疑問を解消したい欲望というか、“もう一本”吸ってみない訳にはいかないのである。
そこで友人から、さっきあれほど不味かったタバコを再びもらい吸ってみると・・・。
「おえ~。やっぱりマズ・・・・・・ん?・でも・・・え?・・・あれ~?」
わかっちゃったのである“旨さ”が・・・。
「あーそうそう、こういう旨さだよ!」「ぷはーっ!」「久々だからクラクラする~!」なんて呑気に真理探究の欲望は満たされたわけだが、この夜タバコとライターを買って帰ったのは言うまでもない。見事に禁煙失敗である。ダメダメである。
それから、また暫く喫煙生活が続き、ちょっと体調を崩した時にまた禁煙に挑戦。
この時の僕は、先ずメンソールのタール1mgのタバコかえて、メンソール=タバコの関係を脳に植え付け、“フリ○ク”を口に入れ深呼吸するという、“瀧田式フリ○ク禁煙法”で見事禁煙にリベンジ。
そして、先述の失敗経験があるので、同じ過ちを繰り返さないで現在まで続いている。
さてさて、10月からのタバコ値上げを期に禁煙しようか迷っている方に一言。
禁煙するとタバコから解放されて生活が楽ですよ~!
「次、いつイップクできるかな?」とか「ここで吸っていいかなぁ?」とか「のこり少ないから買っておかなきゃ!」とかって、実は常に考えていませんか?
それを考えなくて良いのだから、楽ですよ~! (^^)v
あー、めでたく禁煙出来て久々に1本は大丈夫かもしれませんが、“2本目”には注意ですよ!(笑)
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