僕のジャズベ(前編)

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 現在発売中のベースマガジン今月号(11月号)でMARKBASSのエフェクター試奏レポとそれに伴ったCD音源を担当させて頂きましたが、チェックして頂けましたでしょうか??
このベースマガジンという雑誌は、ベーシストにとって唯一のベース専門誌ということで、アマチュアの方はもちろん、プロのベーシストの愛読者も多く、そこに音源をとなるとかなりの緊張感が…(笑)。でも光栄なことです。
  さて、今日はその時使用した‘78年製のFender Jazz Bassについてお話したいと思います。

僕が生まれて初めてベースを購入した際のドタバタは、このブログで“ベースを買いに”と題して記しているが、僕にとって2本目のベースがこの‘78年製のFender Jazz Bassなのだ。ちなみに1本目のベースはFresher Jazz Bass。
 ん?となる方も多いと思うが、フェンダーではなくフレッシャー。そう、紛れもない類似品である(笑)。当時はこんなのがイッパイあって…いや、こんなのだらけでオリジナルのギターやベースの方が少なかったくらいだ。gibsonを真似たgre〇〇や、Fenderに似せたFresherやFounder…他にもたくさん(笑)。数え上げたら枚挙に暇がないし、楽器メーカーさんに怒られそうなのでこの辺で話を元に戻すが、1本目もまぁジャズベ(っぽいもの)だったのだ。
 そんななか、僕が次に欲しくなったベースはジャズベではなく、なんと8弦ベースだったのだ。何故かというと当時僕はCheap Trickというバンドにハマっていて、そこのベーシストであるTom Peterssonの掻き鳴らす12弦ベースに憧れまくっていたのだ。ズンッ!というベースの音とジャリン!というギターの様な音の混じった独自の重厚な音、そして見た目(主にペグの数的な)のインパクトとTom自身のカッコよさが相まって、もう“12弦やべー!欲しい!”という状態に…。しかし、当時ここ日本での12弦ベース販売はしておらず、入手困難。でも同じく“複弦ベース”である8弦なら、Key製のオリジナル8弦ベースが売っていたのである。
 ここで、軽く“複弦ベース”というものを解説すると、僕が普段愛用している6弦ベースは“多弦ベース”と言われ、4弦より多い(調弦の違う)弦を有するモノを指すが、一方“複弦ベース”は12弦ギターのように2本以上の弦が、同じもしくはオクターブに調弦され、複数弦で一つのユニットになっているモノを指す。だから、8弦ベースは2本で1ユニット、12弦ベースは3本で1ユニットなわけね。
 とまあ、そんなこんなで、8弦ベースを買う気満々だったのだが、実際に試奏してみたらTomの様なロックっぽい音は出ず、もっと繊細で綺麗な音が…。それはそれでとても良い音なのだが求めているモノとは違うかなと。それもそのはず、Tomはピック弾きで12弦、僕は指弾きで8弦だ。
 そんなある日、一緒に楽器屋に行ってくれた友人のI君がショーウインドウを指さしアレ(8弦)を買うならコッチを買った方がいいと、しきりにある楽器を奨めてくるのだ。“フェンダー買ったら一生モンだぜ!”彼のこの一言で決めたといっても過言ではない。そう、その楽器がFender Jazz Bassなのだ。
 さて、8弦ベースからフェンダーへシフトチェンジした僕の脳は、次に購入資金を工面する事を考えるわけだが、僕の記憶だと8弦ベースが17万、フェンダーが26万くらいだったと思う。 約10万の差があるわけだ。しかし、はなっから貯金なんて果てしなく無かったし、バイトしかないなと新聞配達をせっせとこなし、なんとか頭金くらいは溜めて、いざ丸井へ!
 丸井?と思われた方も多いと思うが、当時の丸井は楽器屋さんも入っていたし“赤いカードでクレジット”なんて言って、赤いカードさえ作っちゃえば、高~いモノでもなんでも月賦(ローン)で楽々何でも買えちゃうもんね!という空気で充満していたのだ。 そしてご多聞にもれず、僕も月賦(ローン)で買うなら丸井かなぁなんて思い、赤いカードを作って新品の‘78年製のFender Jazz Bassの購入に至ったわけである。
 注文から待つこと数週間。やっと届いた僕のジャズベは勿論キズ1つ無くピカピカ。フレッシャーのそれとは違うズシリとした重みに、“ああ本物の重みかぁ!”と喜び、出す音一つ一つに“一生モンの楽器かぁ!”とはしゃいでいたのだが…。
 到着して1週間足らずで、この楽器があのような災難に巻き込まれる事など誰が想像できたであろう。            後編に続く。

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コメント

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初めてブログにコメントさせて頂いています\(^o^)/
ベースマガジン読みました‼︎‼︎音楽に関しては素人なのですが、もっとベースについて知りたくなったり自分でも弾いてみたくなりました♬
後半も楽しみにしていますー\(^o^)/

おぉ!久々のいさむ白書ですねっ(*´∀`*)
後編楽しみ~♪

No title

Cheap Trick、私もハマりました!!

中学の頃、友人と私は邦楽に沸いている他の友人とは違って

Queen やBeatlesを聴いていて、そこにデビューしたのが

ロビン・ザンダーをヴォーカルにして来たcheap trickでした\(^o^)/

サレンダーなんてすり減るほど聴きましたよ~!

瀧田さんのベースが何故か他の人と違って、重いけど懐かしいと思ったのは、そういう経緯があったんですね!!

昔から聴きなれていたのかなぁと思いました。

リック・ニールセンはちょっと変わった曲調でした。

天国への階段が、デビューだったと記憶しております。

最近、昔の洋楽のLPだったのをCDで買い直して聴いておりますよ~♪

ベースマガジン拝見しました☆

こんにちわ☆

ベースマガジン、発売日に早速拝見しましたよ~♪
私自身はBassをやらないのですが、瀧田さん目当てで読んでますww

ブログもいつも内容が濃ゆ~くて、読みごたえもあり、更新されるのを日がな一日楽しみにしています。
後半も楽しみです☆

今さらですけど瀧田さんの書く文章ってすごく面白いです!
リンク貼ってた「ベースを買いに」も久しぶりに読み返してみたけどやっぱり面白くて笑っちゃいました(^ω^)
そして突っ込み所満載です。月賦って久々に聞いた(笑)
12弦のベースってもうすごすぎてどんなのか想像できないです〜((((;゚Д゚)))))))
ちなみにどうでもいいですけど私の旦那さんのベースもフェンダーですよ〜o(^▽^)oエレキですけど♪

続き楽しみ!

気になる!!

ベースマガジン、毎号チェックさせていただいております。
今まで瀧田さんが載っていなかったこと自体が
不思議なくらいだと思ってました。

一体新品のフェンダーに何が起きたんでしょう????
めちゃめちゃ気になります~~!

久々のいさむ白書ですね〜♡
後半も楽しみにしておりますっ

話はかわってしまうのですが
只今大学生活最後の
学園祭を満喫中です(*^ω^*)
瀧田さんは学祭の思い出とか
ってありますか〜?
プロフィール

瀧田イサム

Author:瀧田イサム
瀧田イサム オフィシャル・ブログへようこそ!

8月8日生まれ、神奈川県横須賀市出身。
中学の頃にベースを始め数々のバンドやセッション活動、アーティスト・サポート等を経て1995年には六三四Musashi、2002年にはアーク・ストームに加入し、テクニカルかつ流麗なプレイで辣腕を振るう。
並行してGRANRODEOやMinamiのサポート・ワークでも精力的に活動している。
2015年12月にはデビュー20周年にして初ソロ・アルバム『Rising Moon』をキングレコードからリリース。
2016にはJeff KollmanのJapan Tourにも参加。
使用楽器はコンバット製TAKITAモデル6弦BASS

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