プロレス・ノスタルジー

僕が小学校の頃、TVでは毎週(月)(金)(土)の3日間(も!)夜8時から9時までプロレス中継が放送されていた。
(土)がジャイアント馬場(以下敬称略)の全日本プロレス、(金)がアントニオ猪木の新日本プロレス、そして(月)がラッシャー木村の国際プロレス。
現在のプロ野球中継並みに充実していて、いわゆるゴールデンタイムなので老いも若きも自然と目にしていたものである。
各プロレス団体(会社)の興行も盛んで、僕の住んでいた横須賀にもしょっちゅう来ていて、そのたびに宣伝カーが、けたたましく街を縫って行った。

そんなある日、授業も終えて丁度休み時間だった僕らの耳に、その宣伝カーの音が届いた。
そして、クラスのリーダー的存在のI君が「今日、三笠公園にババが来んだよね。みんなでいかねぇ?」と一言。
一同「・・・・・。」

プロレスを見に会場にまで行くという発想がなかった僕らは、一瞬かたまってしまったが小中学生¥500という低価格も手伝って「お~!行こう行こう!」「スゴイスゴイ!プロレスだ~!16文キーック!」などと盛り上がり、夕方みんなで待ち合わせて三笠公園に向かうこととなった。

三笠公園とは日露戦争の時に活躍した軍艦「三笠」が保存展示されている公園なのだが、軍艦の横の広場にリングと客席を設け、周りを(ただ見出来ないように)シートで囲んだだけの簡単な会場で若干拍子抜けしたが、入口付近に馬場さんが座って葉巻を吸っているのをみてテンションが急上昇したのを憶えている。
 真っ白な革靴を履き、足を組んで座っているのだが、その足のデカさときたら・・・・・。
僕ら少年の身長の半分ちかくありそうな・・・・。
「これが16文かぁ~!」

そうこうしているうちに、試合が始まったのだがTV中継と違い実況も解説も、ましてや今や欠かせない、選手の入場曲もないのだ。
リングアナの紹介ののちゴングがなったなら、あとは「バッタンッ!」というマットに叩きつける音や、「フッ!ハッ!!」みたいな選手の声だけで、なんちゅうか盛り上がりに欠ける。
購入したプログラム(パンフレット)によると、TVで良く見る馬場や鶴田はメインイベントでつまり最後。
正直、チョット飽きてきた頃、ようやく最後の試合に・・・・。

その日のメインイベントはジャイアント馬場&ジャンボ鶴田VSキラー・イヤウケア&ブル・ラモスというタッグマッチだった。
「外人はわからないけど、やっと馬場、鶴田が見れるよ。」

・・・と、ボケ~としていると・・・・・・・・・

真後ろから、「アーッ!アーッ!アーッ!アーッ!アーッ!」
という叫び声が聞こえる。

???????????????

周りの観客がいっせいに逃げまどう。

!!!!!!!!!!!!!!!!

「なに?何?ナニーッ!」と訳も分からず逃げながら後ろを振り返ると、長い髪を振り乱して奇声を上げながら、ヒゲの生えた大男(キング・イヤウケア)が腕を振り回しながらおよそ僕の背後5mまで迫ってきているではないか。

これは怖かった。友人のS君などは椅子につまづいて転んで、後あとまで笑い草になってしまったほどだ。
僕も恐怖のあまり試合の前半の記憶が無くなってしまったのを憶えている。

気がつくと、リングに張られたロープがだるんだるんに緩められて、ロープ固定の為の金具を外して凶器攻撃!!
そんな凶悪な攻撃に耐え忍び、馬場の16文キックが炸裂!そしてめでたく馬場&鶴田組の勝利!!
今日も世界の平和の為に戦ってくれてありがとう!馬場!鶴田!

まったくアホみたいな話だが、プロレス・ファン イサム少年の出来上がりである。
単純である。。

そういえば、開場前に裏手でジャンボ鶴田とキャッチボールしていたのはメインで戦ったブル・ラモスではないか?と後で気付いちゃったが、そんなことで冷めるほどイサム少年のプロレス熱は生半可なものではなかった。

その後も、高校に入りバンドにのめり込むまでの間すっかりプロレスにハマり、週3日のTV観戦はもちろん会場にもよく足を運んだものだ。

僕が成長する過程においてプロレスラーには沢山の勇気をもらった気がする。
GRANRODEOのLIVEでアクシデントにより額を強打して流血してしまった時も、「大丈夫かなオレ。」とフラフラしながら思いつつも、「レスラーはこんなの毎日だから大丈夫!」と自問し勇気づけられた。

そんなプロレスラーたち・・・・
ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、ラッシャー木村、大熊元司、山本小鉄、星野勘太郎、
橋本真也、ジョー樋口(レフェリー)、そして三沢光晴。

そんな・・・・勇気と夢を与えてくれたプロレスラーたちも、上に記した人達は残念ながらもう帰らぬ人達。心より御冥福をお祈りいたします。

7日に東京(沼袋)サンクチュアリ、そして17日に大阪(心斎橋)FANJにて行われる、「鈴木修プロレステーマ曲ライヴ」では、個人的にそんな彼等に対する追悼の(感謝の)意も込めて臨みたいと思う。


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コメント

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ワロタ

これが言ってたヤツね。
また横須賀で遊びましょう~!さいたまアリーナがんばれ!

No title

以前、インフルエンザの料金についてコメントしたゆたやです!(´ω`)
コメントしてからかなり時間が経ってしまってすみません。°・(>_<)・°。
先日先生に確認してみたところ、よくわからなかったらしく・・・。
私も今ネットで調べてみたんですが、
http://motemotemagic.com/influenza/110_1.html
「インフルエンザ予防接種の値段がバラバラである理由ですが、これは法律により一定の価格設定が禁じられているためとされています。」と書いてあるので、病院によって価格が違うのは今までと同じなのでは・・・と思われます。
お役に立てずすみません。°・(>_<)・°。

くぅ~ライブ行きたいです!
どの曲弾くのかなとか行けないのに考えてテンション上げています
たっきさんが名前をあげてた方々やっぱりお父さんは皆さん知っていて一人り一人長く語ってくれました(^-^)

ですが、何を勘違いしたのか…たっきさんをプロレスラーだと思ってたらしく、ベーシストだと言ったんですけど、ベースを弾けるプロレスラーとさらに誤解( ̄~ ̄;)わかってもらうまで結構時間がかかってしまいました(/_\;)

なぜ・・・?

きのう夕方頃、コメ送ったはずなのに、なぜかUPされてない・・・? なので、しつこいようですが、また送ります。 なぜなら、たっきの本当に臨場感満載のプロレス中継(?)に感動したから!! じーちゃんがプロレスファンで・・ってコメ見ましたが、まさに私もそうでした。プロレス中継、ガチで見て、胸奮わせていました。 たっきのブログで、その頃を思い出し、懐かしい気持ちになりました。  今度のサンクチュアリ、熱い思いで参戦しますっ!

こんばんは!

私は女子ですが、プロレスファンです。今は働き始めてしまったからあまり行けないですが、よく後楽園に通ってました(^ω^)

攻撃されているのを耐えているレスラーたちが、ほんとに堪らないです!まさに受けの美学‥!!

プロレス最高☆

ロデオガールの悠です(*´`*)★!
期末テスト終わりで疲れきった私にとって、たっきブログが更新されてて嬉しいですっっ^^♪

プロレス知識はあまり無いですが、テレビで観ててかっこいいな。と!思います\(*`ω´*)/多分、このままプロレス観続けたら好きになりそうな勢いです(笑)★
どうしても、強い方々を見ると一瞬で好きになっちゃう私ですー…´ω`*))。

プロレス

プロレスは全くと言っていいほど見ない蒔椰ですが…

父がやはりプロレス好きなので、色々と聞いてみようかと思いました(笑)

ライヴ楽しみです\(^O^)/

私も

私もプロレスをじいちゃんと
小さい頃よくTVで観ていました。(20年くらい前ですが汗)
武器を持って闘う人に「そりゃないだろ~」と
子供心に思っていましたが
今考えるとあれはあれでありですね(笑)
なんだかTVで観ながらじいちゃんと
「それいけっ!そこだっ!」なんて言っていたことを
思い出しました♪
プロフィール

瀧田イサム

Author:瀧田イサム
瀧田イサム オフィシャル・ブログへようこそ!

8月8日生まれ、神奈川県横須賀市出身。
中学の頃にベースを始め数々のバンドやセッション活動、アーティスト・サポート等を経て1995年には六三四Musashi、2002年にはアーク・ストームに加入し、テクニカルかつ流麗なプレイで辣腕を振るう。
並行してGRANRODEOやMinamiのサポート・ワークでも精力的に活動している。
2015年12月にはデビュー20周年にして初ソロ・アルバム『Rising Moon』をキングレコードからリリース。
2016にはJeff KollmanのJapan Tourにも参加。
使用楽器はコンバット製TAKITAモデル6弦BASS

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